美への道は試練の連続！ 美容クエスト
年齢を重ねるごとに増える肌の悩み、体型の変化。
美への探求は、まるで終わりなき壮大なクエストだ。
SNSや雑誌で見かけるキラキラした情報に心躍らせ、今日もまた理想の自分を追い求める。
しかしその道は、時に険しく、時にコミカルな試練に満ちているのだ。
今回は、そんな美容クエストで誰もが経験する「あるある」をご紹介しよう。
口コミや広告を見まくってよけいに悩む
ネットを開けば「魔法の美容液」「奇跡のファンデ！」「-5歳肌を叶える究極クリーム」。
雑誌をめくれば「〇〇が選ぶベストコスメ」「美容家が絶賛する神アイテム！」。
…ああ、もう何が正解なのか分からない！
星の数ほどある口コミや広告を隅々まで見まくり、かえって「本当に私に合うのはどれなの？」と、沼にハマっていく。
あれもこれも良さそうに見えて、気づけば朝までスマホを手放せず。
結局、どれも選びきれずに時間だけが過ぎていく。
頭の中はありとあらゆる美容情報でパンク寸前。
美容への探求は、「情報過多」という名の最初のボスキャラに立ち向かうことから始まるのだ。
ていねいなケアが続かない
「朝晩のパックは必須」「化粧水は5回重ね付け」「美顔器でリフトアップ」「リンパマッサージも忘れずに」。
よし、今日から私も美意識高い系女子！と意気込むものの、三日坊主ならぬ三日ケア。
初日は完璧。
翌日もギリギリ。
3日目にはもう、洗顔後のオールインワンゲル一本勝負である。
朝はバタバタで、夜は疲れてベッドにダイブ。
ていねいなケアどころか、メイク落としすら忘れて寝落ちする日も珍しくない。
肌のためにと奮発した高級美顔器は、リビングの片隅で静かにホコリをかぶっている。
「美は一日にして成らず」というけれど、継続は想像以上に難しいのだ。
気付くと試供品だらけ
デパートのコスメカウンター、雑誌の付録、ネットショッピングのおまけ。
気づけばポーチの中や引き出しの奥から、ありとあらゆる試供品が発掘される。
「よし、これは旅行のときに使おう！」と取っておいたものの、結局使ったためしはなし。
たまに整理しようと開けてみれば、同じ種類の化粧水がいくつも出てきたり、昔の限定品まで登場したり…。
まるで、ちょっとしたタイムカプセル状態だ。
この試供品たちを使い切れる日が来るのは、一体いつになるのだろうか…。
過去の自分を呪う
「今日は頑張ったからご褒美！」と深夜にケーキをパクッ。
「明日は休みだし、もう少しドラマ見ちゃお～」とスマホを握りしめ、気付けば朝4時。
そして翌朝、鏡に映るのは、開いた毛穴、くすんだ肌、そしてアゴに鎮座するニキビ。
「ああ、昨日の私、なぜ私を止めなかった…！」と、過去の自分を心底恨む。
高価な化粧品も、ていねいなスキンケアも、暴飲暴食と夜更かしの前では無力。
肌は正直だ。
分かっているのに、止められない。
美肌への道は、誘惑との戦いといえるだろう。
そして、その誘惑に負けた後悔までが、美容クエストのワンセットなのだ。
美への探求は、まさに一喜一憂のジェットコースター。
完璧には程遠いけれど、それでも「綺麗になりたい」という気持ちは、私たちを前向きにしてくれる。
今日も明日も、コスメカウンターの誘惑に抗い、夜更かしと戦いながら、私たちの美容クエストは続いていく。
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