涙と鼻水のワンダーランド! 花粉との戦い
花粉症の原因となる花粉は、春に飛散ピークを迎えるスギやヒノキだけではない。
地域にもよるが、一年中何かしらの植物が、ひっそりと花粉を撒き散らしている。
今回は、そんな花粉アレルギーを持つ人々が繰り広げる、涙と鼻水と眠気に満ちた「花粉との戦い」を紹介しよう。
今年もか…。毎年「過去最高」を更新

2月、テレビやネットのニュース速報で「今年の飛散量は過去最高レベル」というフレーズを聞くたび、花粉症戦士たちの心には絶望が広がる。
「またか…」「毎年過去最高って言ってない?」と、半ば諦めと、半ば怒りにも似た感情が込み上げてくる。
予報通り、朝起きた瞬間から鼻はグズグズ、目はかゆかゆ。
家を出る前から、果てしなき戦いは始まっているのだ。
マスク、めがね、点鼻薬、点眼薬…。
完全武装で臨むも、容赦なく襲いかかる花粉の猛攻に、わずか数時間でHPはゼロに。
たかが数ミクロンの小さな粒が、こんなにも私たちを翻弄するとは…。
私はちがう…! 「認めない」花粉症患者たち

毎年花粉の季節になると、決まってクシャミを連発し、鼻をすすり始めるあの人。
しかし、どんなに症状が出ても、
「これはただの風邪だから!」「ちょっと鼻炎気味なだけ」「たまたまホコリっぽいだけだよ」
と言い張る。
目は真っ赤で、鼻水もひどい。
どう見ても典型的な花粉症なのに、断固として現実を受け入れようとしない。
なぜなら、一度認めてしまったら、もう二度と「花粉症じゃない自分」には戻れないからだ。
いつか素直に「花粉症です」と白状する日が来るまで、そっとティッシュを差し出しながら見守り続けよう。
症状も薬も…襲い来る「ぼぉ~っと期」

花粉症の症状もつらいが、それを抑えるための薬もまた、別の試練をもたらすもの。
薬を飲んだ途端、霧がかかったように脳内がぼぉ~っとしてくるあの感覚。
仕事中も眠気に襲われ、会議中は意識を保つのがやっと。
まるで酩酊状態だ。
常に眠い、頭が働かない、でも花粉は飛び続ける。
花粉症シーズンは、意識レベルが常にワンランク下がる「ぼぉ~っと期」なのである。
スギだけじゃない! 知られざる花粉たちの猛攻

「花粉症」と聞くと、多くの人は春のスギやヒノキを思い浮かべるだろう。
しかし、花粉症戦士の中には、春だけでなく、夏にイネ科、秋にブタクサやヨモギといった花粉に悩まされる者もいるのだ。
夏にクシャミを連発していれば「風邪?」と言われ、秋に目をこすっていれば「アレルギー?」とたずねられる。
「何の植物の花粉なの?」と聞かれることは、まずない。
スギ・ヒノキ以外の花粉症は、まるで日陰の存在だ。
もっと多くの人に、花粉症は春だけの「期間限定イベント」ではないことを知ってもらいたい…!
一年中、どこかで花粉が舞い続けるこの国で、私たちは今日も花粉との戦いを強いられている。
鼻水、くしゃみ、目のかゆみ、そして薬による眠気。
それでも、いつか快適な呼吸ができる日を夢見て、私たちはこの壮絶な花粉サバイバルを戦い抜くのだ。
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